- 岡田 友弘(おかだ ともひろ)
1974年秋田県出身。秋田県立本荘高等学校卒業後、中央大学文学部文学科ドイツ文学専攻に入学。その後、桐朋学園大学音楽学部において指揮法を学び、渡欧。キジアーナ音楽院大学院(イタリア)を研鑽の拠点とし、ウィーン国立音楽大学、バークシャー音楽センター(アメリカ)などのヨーロッパ、アメリカ各地の音楽教育機関や音楽祭、講習会にて研鑚を積む。
2003年ブザンソン国際指揮者コンクール本選出場。指揮法を久志本涼、高階正光、尾高忠明、ジャンルイージ・ジェルメッティの各氏に師事。またクルト・マズーア、ベルナルト・ハイティンク、エド・デ・ワールトなどのマスタークラスに参加し、薫陶を受けた。
これまでに、セントラル愛知交響楽団などをはじめ、各地の主要オーケストラと共演するほか、数多くのアマテュア・オーケストラや吹奏楽団の指導にも尽力し、地方都市の音楽文化の高揚と発展にも広く貢献。また、児童のための音楽イヴェントにも積極的に関わり、マスコットキャラクターによって結成された金管合奏団“ズーラシアン・ブラス”の「お友達プレイヤー(指揮者)」を務め、同団のCDアルバムを含むレコーディングにも参加。また、「たけしの誰でもピカソ」、「テレビチャンピオン」(ともにテレビ東京)にも出演し、話題となった。
指揮者としてのレパートリーは古典から現代音楽まで多岐にわたり、ドイツ・オーストリア系の作曲家の管弦楽作品を主軸とし、ロシア音楽、北欧音楽の演奏にも定評がある。また近年では、イギリス音楽やフランス音楽、エストニア音楽などにもフォーカスを当て、研究を深めている。また、各ジャンルのソリストとの共演においても、その温かくユーモア溢れる人柄と音楽性によって多くの信頼を集めている。指揮活動のほか、各メディアへの執筆等も行っている。
現在、吹奏楽・ブラスバンド・管打楽器の情報メディアサイト「Wind Band Prese」にて学生指揮者向けのコラムを、新日本フィルハーモニー交響楽団公式note「note班」にて、コラム「オトの楽園」を連載中。同オーケストラのオンラインレクチャーのナビゲーターなども務め、指揮者やオーケストラメンバーとの対談も多数行っている。
レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ・ソサエティ(英国)会員。